宗田大 医師 (むねたたけし)

国立病院機構 災害医療センター

東京都立川市緑町3256

  • 整形外科
  • 院長

整形外科 外科

専門

膝関節外科、スポーツ整形外科

宗田大

宗田大医師は、高齢者に多い変形性膝関節症から、スポーツ選手の前十字靱帯損傷まで、膝関節まわりのさまざまな疾患を治療・研究してきた。「前十字靱帯損傷の2重束2ルート再建術」「変形性膝関節症の両側同時人工膝関節置換術」「軟骨再生医療」など、宗田医師が率いる東京医科歯科大学大学院運動器外科学教室が先駆的に取り組んできた医療は、高い評価と実績を得ている。整形外科ではあるが、手術はできるだけ避け、痛みのメカニズムを考慮した薬物療法、運動療法にも力を入れている。
宗田医師は2017年4月から国立病院機構 災害医療センターの院長となる。

診療内容

現在、全国的に行われている「前十字靱帯損傷の2重束2ルート再建術」は、宗田医師が東京医科歯科大学大学院運動器外科学教室で、1994年から全国に先駆けて行っている治療法。入院も1週間前後で済み、高いスポーツ復帰率、患者満足度(全体評価で89点、スポーツパフォーマンスで87%)などの成績を誇っている。
また「変形性膝関節症の両側同時人工膝関節置換術」は、両側罹患率が高い同疾病において、片側ずつの両側人工膝関節置換術に比べ、入院通院治療日数の短縮、医療費負担の軽減、早期の日常生活動作への回復とより高い日常生活動作の獲得が可能といったメリットがある。
最近、話題となっている「軟骨再生医療」についても、同教室では2000年から積極的に研究を進めてきた。宗田医師が変形性膝関節症に対して行う治療は、保存的な治療と手術的な治療の2種類。
「手術は最後の手段。まずは保存的な治療をしっかりと行うことが大事です。変形性膝関節症で10年以上診てきた患者さんで、手術に至った患者さんはわずか5人だけ。早い段階から保存的治療が出来れば、手術はほぼ避けられます」
整形外科ではあるが、手術はできるだけ避け、痛みのメカニズムを考慮した薬物療法、効果があってお金もかからないストレッチなどの運動療法に力を入れているという。手術的な治療では、人工関節置換術を最も信頼している。
既に手術するしかない状態で来院する患者は手術を行うが、もっと早い段階で治療を行えば手術しないで済んだ患者もたくさんいるのだという。宗田医師のもとには、他の病院で不必要な手術を受け、逆に悪化させてしまった患者も数多く訪れるという。
「個人的には保存治療がちゃんとできない医師ほど、安易に手術を勧めるのではないかと思っています。患者さんにとっては、切らずに済むなら切らないのが一番。私は保存的治療に自信を持っています」

医師プロフィール

1979年 東京医科歯科大学医学部卒業
1979年 東京医科歯科大学整形外科学講座入局(研修医)
1990年 米国ミネソタ大学整形外科学教室留学(リサーチフェロー)
1993年 東京医科歯科大学整形外科講師
2000年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科運動機能再建学教授
2004年 運動機能再建学より運動器外科学に分野名を変更
2017年4月 国立病院機構 災害医療センター 院長